仕様：1990年代後半のEDWARDS EC-105V PENICILLIN 千聖モデルのネックになります。

ESP系オリジナル形状の鋭角的なヘッドストックにネックエンド指板サイド、ヘッドに及ぶセルバインディングが特徴のネックです。

ヘッド、ネック裏がボディ同色のブラックになっており、なお一層セルバインディングが引き立っています。

またポジションマークはシンプルなオフセットドットインレイで、12Ｆ部分にはEDWARDSインレイが入っています。

ネック自体はつばだしのレギュラースケール22Fですので、結構使い道は広そうです。

ナットは上止めで元々はFloyd Rose R2ナットが装着されていました。

このEDWARDS 千聖モデルは市場でも結構見かけるものの、ほとんどは2ハム仕様の赤モデルばかりなので、このブラック仕様は生産期間も短く希少であったりします。

造りは東海楽器で製造されていた頃のモデルですのでフレットのエッジ処理もきちんとされており、またバインディング仕様に多いフレット浮きもなく非常に良いネックです。


各部のスペックは

材はメイプル、ローズ指板。

レギュラースケールつばだしの22F。

指板は緩やかなRがついており、ネックグリップは薄いCシェイプです。

ネックエンドはラウンド形状。

ナットはディフォルトはFloyd Rose R2ナットの40.8mmが装着されていました。

ペグはビス穴斜めだしのGOTOH製6連ペグが標準装着されていました。

フレットは結構大きめのフレットが打たれています。

ネックエンドのサイズは幅が56.3mm、厚みが26.45mm、ロックナット部位の幅が42.5mm。

コンディション：元々激しく使用された個体ではありませんので、小傷は少々あるもののタッチアップも施していますのでそれほど目立たず程度は良いと思います。

ヘッド：ロゴ付近バインディング付近に塗装欠けがありましたので、黒でタッチアップしています。

その他ヘッド部分にダメージはなく綺麗です。

指板：EDWARDSネックに多い指板の色あせは皆無です。

特に傷や削れ、凹みはありません。

フレット：特に段減りはなく、ローフレで8割から9割、ミドルも同様、ハイフレで9割とかなり残っています。

ネック裏：6弦側0Fサイドに塗装はげを伴わない打痕、ヘッド裏6弦ペグ近くに塗装欠けがありましたのでタッチアップを施しています。

ネックのコンディションは、現状でストレート、ロッドは余裕があります。

メンテナンス：フレット研磨、指板アルコール清掃、レモンオイル塗布、外観磨き。

送料：ゆうパック100サイズ元払いにて。

なかなかこのESP系のオリジナルヘッド形状がJackson/Charvel系のコンコルドヘッドとも違い優れたデザインだなと個人的には思います。

結構ディンキータイプのボディに装着するとかっこよいと思いますよ。

まあ、ミラージュみたいになってしまいますが。

あと地味にこのタイプはほとんど24F仕様になってしまうため、22F仕様は少ないです。