桃山時代（慶長11年）開窯の高取焼永満寺宅間窯の鉄釉斑流掛花入れです。鉄釉に流し掛けされた失透釉は宅間窯の特徴的な強い青味のある斑に発色しており、また胎土は鉄分の多い荒い土で総釉のべた高台にはトチの痕が確認されます。茶陶を意識した作為のある作品で、内ヶ磯窯以前の数少ない茶陶として作られた重厚感のある花入です。口縁に一か所弱い打ち傷による小さいソゲがありますが、無傷と言えるよい状態です。（ソゲは拡大写真でご確認ください。）尚、箱には朝鮮唐津と書かれていますが、ひと昔にはこのような作品の多くは朝鮮唐津として扱われていました。水漏れなど一切ありませんので、桃山時代をしのびながら豪快な花入をお愉しみ頂ければと思います。どうぞよろしくお願い致します。桃山時代サイズ高さ：２６，０センチ胴径：１４，３～１１，５センチ（耳部分を除く）◎送料はこちらで負担させていただきます。xvpbvx　　↑ 青い矢印の先が打ち傷です。 ↑