【整備品・作動OK】名機 SONY CF-1980 ベルト交換 & 内外装クリーニング実施
で入手したオーディオ機器や機械式カメラのメンテナンスやリペアを趣味で行っています。1970年代に中高生に絶大な人気を誇ったスタジオ1980ことSONY CF-1980です。大口径２ウェイスピーカー、Bass／Treble独立トーンコントロール、CrO2テープ使用可など、オーディオマニアの心をくすぐる機能・装備が満載でした。名機です。
【整備内容】入手時ラジオは聴けましたがカセットテープは動きませんでした。内部を点検したところキャプスタンベルトとリールベルトが共に経年劣化で伸びてスリップしていました。この２本を新品に交換し、さらにテープカウンター駆動ベルトも新品に交換しました。
発売から50年近く経過しているので予想はしていましたが、内部はホコリが大量に堆積し、メカ部は古いグリスとホコリと髪の毛（結構入ります！）が混ざってドロドロ状態でした。これを綺麗に取り除き、動きの悪くなっている部分には新たにシリコングリスを塗布しました。モーターシャフト部にはスピンドルオイルを注油し、ガリの出ているスイッチは接点洗浄剤で洗浄のうえ接点復活剤を処置しました。
ヘッドとピンチローラーは専用クリーナーS-721Hで洗浄しました。消磁も実施してあります。これだけでも高音の伸びが良くなります。
キャプスタンベルトを交換するとテープ速度が変わるので、315Hzの基準信号が録音されたマスターテープを用いて基準値に合わせました。カセットデッキはこれを行わないと正しいテープ速度になりません。勘でやるなど論外です。
以上の結果、カセットテープも作動するようになりました。早送り・巻戻し、オートストップも作動します。ラジオからの録音もOKです。当時はみんなFM雑誌を見ながらラジオ番組からお気に入りの曲をテープに録音したものです。なお走行系が全体的に摩耗しているためか、テープによっては回転ムラが出たりヘッドタッチが安定しないことがあります。再生して音がこもる場合は再生・停止を数回繰り返してみて下さい。
【内外装について】内部の清掃を兼ねて本体キャビネット前後およびすべてのスイッチ類を外して徹底クリーニングを行いました。キャリングハンドルのメッキ部などサビの発生している箇所がありますが、メッキそのものの曇りは取れてピカピカになりました。すべてのスイッチ、ツマミ類もクリーニング済みです。オーディオは音も大事ですが見た目も大事です。
【付属品】画像に写っているAC電源コードが付属します。このラジカセのACコードは現在では使われていない特殊な形状です。付属していないと単品入手はまず能です。
【支払いおよび発送について】大阪府からゆうパック着払いで発送します。仕事の都合で発送が遅くなる場合があります。落札されましたら24時間以内の落札者情報の送信と48時間以内の支払い完了をお願いします。支払い期日になって給料が遅延だの家族が入院だのと支払いを引き延ばす不届なイタズラ入札者がいるためです。これを過ぎた場合は落札者都合で削除し「非常に悪い」の評価をつけます。報復評価があった場合はそれも評価に記入します。
【保証について】※必ずお読みください当方プロの修理業者ではありませんので保証はありません。製造から50年近く経過した製品ですので、今回の整備箇所を含めてこの先いつどこが不調（寿命）になるか予測出来ません。また、すべての機能は確認していませんので見落としがある場合があります。到着時に電源が入らない以外はクレームや返品・返金は対応いたしませんので、納得いかない方はトラブル防止のため入札しないようお願いいたします。（入札された時点で納得いただいたと判断いたします。）
個人オークションは個人の不要になった品物を現状のままお譲りするもので、オーディオ店の通信販売ではありません。また当方の整備は動かない箇所を動くようにするもので、新品状態に戻すレストアではありません。音質や周波数特性、回転ムラなど完全品をご希望の方は購入後にメーカー整備に出すか、専門ショップから保証つき商品を購入するようお願いします。